第一種衛生管理者 過去問
関係法令(有害業務に係るもの以外のもの)
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労働衛生(有害業務に係るもの以外のもの)
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問題1~20へ 問題35~
R5-4月 公開問題
関係法令(有害業務に係るもの以外のもの)
問題21 |
常時使用する労働者数が 100 人で、次の業種に属する事業場のうち、法令上、総括安全衛生管理者の選任が義務付けられていないものの業種はどれか。 |
(1)林業 |
(2)清掃業 |
(3)燃料小売業 |
(4)建設業 |
(5)運送業 |
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問題22 |
衛生委員会に関する次の記述のうち、法令上、正しいものはどれか。 |
(1)衛生委員会の議長は、衛生管理者である委員のうちから、事業者が指名しなければならない。 |
(2)産業医のうち衛生委員会の委員として指名することができるのは、当該事業場に専属の産業医に限られる。 |
(3)衛生管理者として選任しているが事業場に専属でない労働衛生コンサルタントを、衛生委員会の委員として指名するこ とはできない。 |
(4)当該事業場の労働者で、作業環境測定を実施している作業環境測定士を衛生委員会の委員として指名することが できる。 |
(5)衛生委員会は、毎月1回以上開催するようにし、議事で重要なものに係る記録を作成して、これを5年間保存しなけれ ばならない。 |
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問題23 |
労働安全衛生規則に基づく医師による健康診断に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。 |
(1)深夜業を含む業務に常時従事する労働者に対し、6か月以内ごとに1回、定期に、健康診断を行わなければならない が、胸部エックス線検査については、1年以内ごとに1回、定期に、行うことができる。 |
(2)雇入時の健康診断の項目のうち、聴力の検査は、1,000 Hz及び4,000 Hzの音について行わなければならない。 |
(3)雇入時の健康診断において、医師による健康診断を受けた後3か月を経過しない者が、その健康診断結果を証明す る書面を提出したときは、その健康診断の項目に相当する項目を省略することができる。 |
(4)定期健康診断を受けた労働者に対し、健康診断を実施した日から3か月以内に、当該健康診断の結果を通知しなけ ればならない。 |
(5)定期健康診断の結果に基づき健康診断個人票を作成して、これを5年間保存しなければならない。 |
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問題24 |
労働時間の状況等が一定の要件に該当する労働者に対して、法令により実施することが義務付けられている医師による面接指導に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。 |
ただし、新たな技術、商品又は役務の研究開発に係る業務に従事する者及び高度プロフェッショナル制度の対象者はいないものとする。 |
(1)面接指導の対象となる労働者の要件は、原則として、休憩時間を除き1週間当たり40時間を超えて労働させた場合に おけるその超えた時間が1か月当たり80時間を超え、かつ、疲労の蓄積が認められる者であることとする。 |
(2)事業者は、面接指導を実施するため、タイムカードによる記録等の客観的な方法その他の適切な方法により、監督又 は管理の地位にある者を除き、労働者の労働時間の状況を把握しなければならない。 |
(3)面接指導を行う医師として事業者が指定することのできる医師は、当該事業場の産業医に限られる。 |
(4)事業者は、面接指導の対象となる労働者の要件に該当する労働者から面接指導を受ける旨の申出があったときは、 申出の日から3か月以内に、面接指導を行わなければならない。 |
(5)事業者は、面接指導の結果に基づき、当該面接指導の結果の記録を作成して、これを3年間保存しなければなら ない。 |
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問題25 |
労働安全衛生法に基づく心理的な負担の程度を把握するための検査について、医師及び保健師以外の検査の実施者として、次のAからDの者のうち正しいものの組合せは(1)~(5)のうちどれか。 |
ただし、実施者は、法定の研修を修了した者とする。 |
A 公認心理師 |
B 歯科医師 |
C 衛生管理者 |
D 産業カウンセラー |
(1)A,B |
(2)A,D |
(3)B,C |
(4)B,D |
(5)C,D |
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問題26 |
労働基準法における労働時間等に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。 |
(1)1日8時間を超えて労働させることができるのは、時間外労働の協定を締結し、これを所轄労働基準監督署長に届け 出た場合に限られている。 |
(2)労働時間が8時間を超える場合においては、少なくとも45分の休憩時間を労働時間の途中に与えなければならない。 |
(3)機密の事務を取り扱う労働者に対する労働時間に関する規定の適用の除外については、所轄労働基準監督署長の 許可を受けなければならない。 |
(4)フレックスタイム制の清算期間は、3か月以内の期間に限られる。 |
(5)満20歳未満の者については、時間外・休日労働をさせることはできない。 |
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問題27 |
週所定労働時間が25時間、週所定労働日数が4日である労働者であって、雇入れの日から起算して4年6か月継続勤務したものに対して、その後1年間に新たに与えなければならない年次有給休暇日数として、法令上、正しいものは次のうちどれか。 |
ただし、その労働者はその直前の1年間に全労働日の8割以上出勤したものとする。 |
(1)9日 |
(2)10日 |
(3)11日 |
(4)12日 |
(5)13日 |
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労働衛生(有害業務に係るもの以外のもの)
問題28 |
厚生労働省の「労働者の心の健康の保持増進のための指針」に基づくメンタルヘルス対策に関する次のAからDの記述について、誤っているものの組合せは(1)~(5)のうちどれか。 |
A メンタルヘルスケアを中長期的視点に立って継続的かつ計画的に行うため策定する「心の健康づくり計画」は、各事業場 における労働安全衛生に関する計画の中に位置付けることが望ましい。 |
B 「心の健康づくり計画」の策定に当たっては、プライバシー保護の観点から、衛生委員会や安全衛生委員会での調査審 議は避ける。 |
C 「セルフケア」、「家族によるケア」、「ラインによるケア」及び「事業場外資源によるケア」の四つのケアを効果的に推進 する。 |
D 「セルフケア」とは、労働者自身がストレスや心の健康について理解し、自らのストレスを予防、軽減する、又はこれに 対処することである。 |
(1)A,B |
(2)A,C |
(3)A,D |
(4)B,C |
(5)C,D |
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問題29 |
厚生労働省の「職場における受動喫煙防止のためのガイドライン」において、「喫煙専用室」を設置する場合に満たすべき事項として定められていないものは、次のうちどれか。 |
(1)喫煙専用室の出入口において、室外から室内に流入する空気の気流が、0.2m/s 以上であること。 |
(2)喫煙専用室の出入口における室外から室内に流入する空気の気流について、6か月以内ごとに1回、定期に測定 すること。 |
(3)喫煙専用室のたばこの煙が室内から室外に流出しないよう、喫煙専用室は、壁、天井等によって区画されているこ と。 |
(4)喫煙専用室のたばこの煙が屋外又は外部の場所に排気されていること。 |
(5)喫煙専用室の出入口の見やすい箇所に必要事項を記載した標識を掲示すること。 |
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問題30 |
労働衛生管理に用いられる統計に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。 |
(1)生体から得られたある指標が正規分布である場合、そのばらつきの程度は、平均値及び中央値によって表される。 |
(2)集団を比較する場合、調査の対象とした項目のデータの平均値が等しくても分散が異なっていれば、異なった特徴を もつ集団であると評価される。 |
(3)健康管理統計において、ある時点での集団に関するデータを静態データといい、「有所見率」は静態データの一つで ある。 |
(4)ある事象と健康事象との間に、統計上、一方が多いと他方も多いというような相関関係が認められたとしても、それら の間に因果関係があるとは限らない。 |
(5)健康診断において、対象人数、受診者数などのデータを計数データといい、身長、体重などのデータを計量データと いう。 |
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問題31 |
脳血管障害及び虚血性心疾患に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。 |
(1)出血性の脳血管障害は、脳表面のくも膜下腔に出血するくも膜下出血、脳実質内に出血する脳出血などに分類される。 |
(2)虚血性の脳血管障害である脳梗塞は、脳血管自体の動脈硬化性病変による脳塞栓症と、心臓や動脈壁の血栓が剥が れて脳血管を閉塞する脳血栓症に分類される。 |
(3)高血圧性脳症は、急激な血圧上昇が誘因となって、脳が腫脹する病気で、頭痛、悪心、嘔吐、意識障害、視力障害、 けいれんなどの症状がみられる。 |
(4)虚血性心疾患は、心筋の一部分に可逆的な虚血が起こる狭心症と、不可逆的な心筋壊死が起こる心筋梗塞とに大別 される。 |
(5)運動負荷心電図検査は、虚血性心疾患の発見に有用である。 |
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問題32 |
食中毒に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。 |
(1)黄色ブドウ球菌による食中毒は、食品に付着した菌が食品中で増殖した際に生じる毒素により発症する。 |
(2)サルモネラ菌による食中毒は、鶏卵が原因となることがある。 |
(3)腸炎ビブリオ菌は、熱に強い。 |
(4)ボツリヌス菌は、缶詰、真空パック食品など酸素のない食品中で増殖して毒性の強い神経毒を産生し、筋肉の麻痺 症状を起こす。 |
(5)ノロウイルスの失活化には、煮沸消毒又は塩素系の消毒剤が効果的である。 |
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問題33 |
感染症に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。 |
(1)人間の抵抗力が低下した場合は、通常、多くの人には影響を及ぼさない病原体が病気を発症させることがあり、これを 日和見感染という。 |
(2)感染が成立しているが、症状が現れない状態が継続することを不顕性感染という。 |
(3)感染が成立し、症状が現れるまでの人をキャリアといい、感染したことに気付かずに病原体をばらまく感染源になるこ とがある。 |
(4)感染源の人が咳やくしゃみをして、唾液などに混じった病原体が飛散することにより感染することを空気感染といい、 インフルエンザや普通感冒の代表的な感染経路である。 |
(5)インフルエンザウイルスにはA型、B型及びC型の三つの型があるが、流行の原因となるのは、主として、A型及び B型である。 |
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問題34 |
厚生労働省の「事業場における労働者の健康保持増進のための指針」に基づく健康保持増進対策に関する次の記述のうち、適切でないものはどれか。 |
(1)健康保持増進対策の推進に当たっては、事業者が労働者等の意見を聴きつつ事業場の実態に即した取組を行うため、 労使、産業医、衛生管理者等で構成される衛生委員会等を活用する。 |
(2)健康測定の結果に基づき行う健康指導には、運動指導、メンタルヘルスケア、栄養指導、口腔保健指導、保健指導が 含まれる。 |
(3)健康保持増進措置は、主に生活習慣上の課題を有する労働者の健康状態の改善を目指すために個々の労働者に 対して実施するものと、事業場全体の健康状態の改善や健康増進に係る取組の活性化等、生活習慣上の課題の有 無に関わらず労働者を集団として捉えて実施するものがある。 |
(4)健康保持増進に関する課題の把握や目標の設定等においては、労働者の健康状態等を客観的に把握できる数値を 活用することが望ましい。 |
(5)健康測定とは、健康指導を行うために実施される調査、測定等のことをいい、疾病の早期発見に重点をおいた健康 診断の各項目の結果を健康測定に活用することはできない。 |
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